2007年8月2日木曜日

「ホリデイ」

 失恋したロンドンの女性記者アイリス(ケイト・ウィンスレット)と、夫を追いだしたばかりのハリウッドの予告編製作会社社長アマンダ(キャメロン・ディアス)という傷心の二人が「ホーム・エクスチェンジ」で自宅を交換し、クリスマス休暇をすごすというコメディ。
 これも第一級のエンターテイメントで、最初はだるかったが、尻上がりにおもしろくなっていく。最後は予定調和的な見え見えのハッピーエンドだったが、それにも係わらず感動した。
 ケイト・ウィンスレットが抜群によく、ロス編を一人で引っぱっていく。ロンドン編ではジュード・ロウが牽引役で、大根のキャメロン・ディアスまでよくなっていく。英国の俳優の底力だ。ジャック・ブラックは添物だが、老脚本家を演じたイーライ・ウォラックがいい味を出している。