「ハッピー・フィート」
ミュージカル仕立てのペンギン・アニメ。皇帝ペンギンは歌で求愛するという設定になっていて、ペンギンたちがスタンダードを熱唱する。
この映画の中の皇帝ペンギンの世界では歌がすべてなので、音痴に生まれついた子供ペンギンは仲間外れにされ落ちこむが、自分にはタップダンスの才能があると気づいて自信をとりもどす。タップダンスをすごいと言ってくれたのは、アデリーペンギンの五人組で、髪にメッシュがはいっているところから、パンクに見立てている。
子供ペンギンのふわふわした羽毛をデジタルで描くのが難しいらしいが、だからどうだというのだ。ドラマの演出がわざとらしいし、歌は上すべり。大体、ペンギンに歌を歌わせるのには異和感がある。
こうやれば当たるだろうという計算で作ったのが見え見えで、しらけた。